夜景をつくる

さて、市街地部分が概ね完成してきて、レイアウトの残り20%に取り掛かろうと思ったわけですが、夏ごろにポポンデッタに行った際、LED夜景システムなるものを発見してしまい、レイアウト夜景化への魅力に取り付かれてしまいました。
鉄道模型の夜景というのは、ただでさえキリがない鉄道模型の世界に拍車をかける物である事は知っていたので、「今回は夜景はなし」と、レイアウトを始めるときに心に決めていました。最近のLEDの低価格化・小型化のおかげで、建物だけでなく街灯や車内灯、果ては光ファイバーを使った信号機や車のヘッドライト、ウインカーまで点灯化する人も居ると聞き、LEDには手を出すまいと思っていたのです。しかし、このLED夜景システムは、コネクタで繋ぐだけという、お手軽なもので、2〜3箇所光らせればよいかと思い購入にいたりました。

すでに接着しているTOMIXの商店をはがし、8φの穴を開け、7φのビニールパイプに通したLEDを接着し、固定します。ただ、そのままでは住宅としては明るすぎるので、画用紙で覆いを作り、かぶせました。

一方、建物の方は、光が漏れないように黒塗り、天井にアルミホイルを張ります。また、窓にはトレッシングペーパーを張り、光を拡散させます。

車庫は、多少明るい方がよいので、LEDをそのまま光らせます。これも、7φのビニールパイプで固定しています。
各LEDの配線は、ボードの裏側に溝を彫って、マスキングテープで仮止めをしておきました。

さて、ここまで照明を設置すると、他の建物を光らせたくなるもので、マンションの大改造を行いました。各階の天井部分に、TOMIXの室内照明(電球色)を両面テープで接着し、導電用のバネに銅線を半田付けし、上の階の床部分に貼った0.5mmの銅板と繋ぎます。こうする事で、重ねた時にバネと銅版が接触し、マンションの分離機能を保ちながら、最上階まで通電できるようになります。

最後に、マンションの設置部分に銅版を貼り、そこから伸ばした銅線をボード下をくぐらせ、電源へと繋ぎます。

電源には、簡単な自作回路を作りました。コネクタ―スイッチ―9V電池と、単純ですが、かなり久しぶりに作った回路は、楽しい工作でした。

で、部屋の電気を消して光らせると、こんな感じになります。やはり、ライトアップはいいものです。
さて、夜景の設置は、まだまだ続きます。